第7話「月下の鼓動」
「ようやく、到着だな。」
ブリッジから格納の光景をながら、祐一は独り言を呟く。
一週間ほど久しくみる月のドッグ。
一般のパイロットならこれからの日程を考えているところだが、艦長という立場上やることは大量にあった。
これからの予定をもう一度脳内でシュミレートしていく。
(報告書はまだいいとして、やることは沢山あるな。)
そうこう考えている内に、艦はドッグ内に固定された。
「固定作業完了の報告がありました。」
「了解。ご苦労様と返しておいてくれ。」
「了解です。」
指示を言い終わるとまた正面を向きなおす。
(とりあえずはこれからのスケジュールを消化していくだけか。)
輝羅は遅めの昼食を取っている。
が、思うように食事は進まない。
「やあ、輝羅。」
「ケイン。」
祐一から休憩の言葉を受け、ブリッジから降りてきたケインが輝羅の顔を覗きこむ。
「不安そうな顔してるね。」
「え?」
トレーを持ち向かいの席に座るなりいきなり訊ねられたため、輝羅は一瞬反応に遅れる。
一方のケインは、何かおもしろそうに微笑んでいる。
「図星だね。」
「・・・・・・うん。」
静かに答える。
「どんなことで?」
「・・・・・・・・・・・・・・いっぱいあるよ。いっぱいありすぎてうまく言いきれない。」
少しだけの沈黙が流れる。
「・・・・・・・・・・・・・・言いきれないなら無理に言わなくてもいいよ。でも僕からはこれだけは言っておく。初めてブリッジの仕事をやってさ、正直怖かったよ。」
食堂のざわめきがうるさく感じる中、輝羅はそんな中でもケインの言葉に聞き入っていた。
「流れ弾がブリッジを掠ったり別の場所で起こった振動がこっちまで届いたり、何度も心臓が止まりそうになったけど、自分の仕事は全うしたんだよ。何でだと思う。」
輝羅はゆっくり首を横に振る。
「そうすれば生き残れると思ったから、かな。自分のやっていることが輝羅や艦長さんや他の人のためになればいい。そう思ったから出来たんだよ。だから、輝羅もあまり難しい事考えすぎて崩壊しないようにね。」
ケインはそう言って、トレーを返しにいく。
輝羅も遅れながら返しにいった。
「ケイン。」
ケインが食堂を出てすぐ。輝羅が呼び止める。
「ありがとう。おかげで何とか吹っ切れそうだよ。」
「そっか。なら良かった。」
そうだ!っと何かを思い出したように言う。
「艦長から輝羅に伝言。1330までにノーマルスーツを着て、格納庫に集合だって。」
「・・・・・・・・・・・・・」
二人で食堂の電子時計を見る。
時刻は13時35分を表示していた。
「恨むよ!後で恨むからね!!」
捨て台詞みたいな事を言いながら、輝羅は更衣室へ駆けていく。
ケインはその後ろ姿を笑みを浮かべながら見送った。
ノーマルスーツに着替え格納庫の扉を開くと、下に一台のベースジャバーが停まっていた。
すぐ近くには見知った顔が何人かいる。
「遅いぞ!!」
「すみません!」
下に降りると同時に祐一に怒鳴られる。
「遅れた理由は?」
「え〜と、5分程前に知ったばかりでしたので・・・」
「・・・・・・・・今回だけは多めに見てやる。大サービスだぞ?」
「次から気をつけます。」
一息吐き、舞と美由の方を向く。
「じゃあ出発だ。川澄中尉と輝羅伍長は各自機体へ。俺と高崎二等兵はベースジャバーだ。各自解散。」
祐一の合図と共に舞はジムUへ向かい、美由は祐一の後を付いてゆく。
少し遅れながらも、輝羅もクロスガンダムへ向かう。
『ジムU、現在の破損以上の異常なし。』
「同じくクロスガンダム、各部異常ありません。」
『ベースジャバー、異常ありません。』
『よーし、揃ったところで出かけましょうか。』
カタパルトに移動させ、ゲタに脚部を固定させる。
シグナルが赤から青に変わりクロスガンダムが射出される。
後からベースジャバーに乗ったジムUが射出された。
「何処へ行くんですか?」
『聞いてなかったのか?そのクロスガンダムを開発したヤツの会社が所有するMS格納庫だ。あいつは各地に小さいながらもMSを生産しているからな。エコールコロニーにあった工場はこいつのための特設だが、あれもその一つだ。』
輝羅は顔を曇らせる。
『・・・・まあ、嗅ぎつけられたのは不幸だったとしか言えないが、あの時戻る事だってだきたんだ。だが・・・』
「わかってます。」
輝羅が遮る。
「僕、あ、いえ、自分は、自分の意思でこちらに来たんです。八つ当たりとかはしませんよ。」
恨みはするかも知れませんけど、と付け加える。
『・・・・そうこうしている内に見えたぞ。』
祐一に言われ前を見ると、ガイドビーコンが見えた。
その先にはゲートが見えた。
ゲートに合わせ徐々にスピードを落とす。
残り少しに近づいた時、輝羅は地面に足をつけスライディングをしながらゲートに入る。
体勢を直しているとベースジャバーが入ってきた。
不意に回線が開かれる。
『こんの、バカ野郎!!!』
開かれると同時、祐一の罵声が聞こえた。
「大丈夫です。何処も壊れていませんから。」
『その程度で壊れるか!!俺が言ってるのはそのことじゃない!!!』
ゲートが閉まり、足場が斜め下に動き出す。
しばらく下がっていくと、急に開けた場所に出た。
壁際には何機ものMSがメンテナンスベッドに置かれていた。
タイプも様々で、ジムUからリックディアス、果てはガンダムタイプの量産型まである。
足場が停止すると作業員らしき人が、手に持った棒を振って誘導する。
その誘導に従いメンテナンスベッドに固定させ、機体から降りる。
「お〜、知らせ通りホントに子供が扱ってるとはね。」
声のした方には、スーツ姿の男性がいた。
「元のパイロットが亡くなったんだ。しかもそいつが簡単に扱うもんだからな。」
祐一もやってきた。
その後ろには美由もくっ付いてきている。
「アフラマズダ艦長、相沢少佐、只今到着いたしました。」
祐一に合わせ、舞と美由も敬礼をする。
輝羅み遅れながら敬礼をする。
「相変わらず堅苦しいね。っと彼には自己紹介がまだだったよね。僕はジェノス・ハーネットジュエル。HJ社の社長を務めさせてもらっている。」
「アフラマズダ臨時パイロット、進堂輝羅です。」
「ああ、よろしく。それよか、クロスガンダムのデータは?」
「ああ、美由。」
「はい、これです。」
そう言って、美由は手に持っていた冊子とディスクを渡す。
「ん、ありがと。じゃあ、艦長さんとはこれからの要項の確認をしたいから、別室へ。それと川澄中尉には新しい機体が完成しているから、調整をしといてね。整備士はあの人に頼んでおいたから。」
“あの人”という言葉を聞いて舞は顔をしかめる。
「ま、そんな顔するな。じゃ、艦長殿はこちらへ。」
「はい。輝羅と美由も残ってろ。クロスのデータが回ってきたら調整できるようにな。」
そう言い残して、祐一はジェノスの後について行く。
祐一を見送った後、舞も自機に向かって歩き出し、輝羅と美由もそれに続く。
ふと二機の足元に人がいるのに気が付いた。
その後ろ姿をみるなり、舞は再び顔をしかめる。
「ふむ、来たか。」
急に喋り出した。
見る限りは人なので喋るのは当たり前だが、振り返らず二機を見上げたまま喋り出すので、誰でも多少は驚く。
「この程度の損傷か。まぁ、ガンダムを扱うからにはこの位は当然だな。」
黒いロングの髪と白衣を翻して振り向く。
目尻が少しつり上がった、キツイ印象を持つ女性だった。
「御久しぶりです、聖さん。」
「ああ、一週間ぶりか?」
美由の挨拶に薄い笑顔で答える。
「この人、好きじゃない。」
「残念だな。聞こえているぞ、川澄中尉。」
舞が本人には聞こえないように呟くが聞こえていたらしく、瞬間舞の表情が凍りつく。
「そうおっかなびっくりするな。と、そう言えば彼とは初対面だったな。私はここのメカニック長を務めさせてもらっている、霧島聖だ。」
「アフラマズダ所属、MSパイロット、進堂輝羅です。」
握手を求められ、それに応えながら自己紹介をする。
「ふむ・・・・・・・・・・・」
握手を交わしたままじっと輝羅の目を見る。
「いい目をしているな。聞けば急なパイロット代理に駆り立てられたそうじゃないか?まだ迷いがあるかと思っていたが、これなら問題なさそうだな。」
手を離しクロスガンダムの方へ目をやる。
「初めてのMSを扱ってこれ程のものとはな。中々光るものがあるじゃないか。これからの戦績が楽しみだな。」
しかし、と続けてジムUを見る。
「こちらの損傷は酷いな。左腕損失、さらに各関節が限界で悲鳴を上げている。」
舞の方を向く。
「クロスのストームブリンガーを使ったな?」
「・・・・・・・・・・・・使ってない。」
舞は否定するが、よく見ると冷や汗が出始めている。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・すみません、使いました。」
しばらくの見詰め合いの後、舞は自供した。
「やはりな。でなければここまで酷くはならん。」
「あの、他のMSが使うと何かまずいんですか?」
美由が興味アリといった顔で質問する。
「興味があるのか?」
「はい、少しですけど。」
「ならば説明しよう。といっても簡単な理屈だがな。まずストームブリンガーを含む対艦刀はビームサーベルと違い、威力もあるし重量もある。クロスは専用に調整してあるから大丈夫だが通常のMSが簡単に扱える物ではない。その重さと長身から、機体が振り回されてしまう。」
もっとも、宇宙空間では重量なんて関係ないがな、と付け加える。
「通常のMSが使うとどうなるんですか?」
「今言ったように機体が振り回される上、各関節への負担がでか過ぎて、まともに動かなくなるだろう。もっともこのジムUは彼女に合わせ私直々にチューニングした物だ。だからこの程度で済んだのだろう。」
あらかた喋りつくしたのか、一息つく。
「というわけだ。さて、少しばかり時間を取ってしまったな。作業は早い方がいい、中尉の方から先に仕上げるぞ。クロスのデータはまだ回ってきていないからな。少し待っていてくれ。」
そういい残して、舞を引きつれ奥の方へ歩いていった。
置いていかれた輝羅と美由はクロスガンダムの足元から忙しそうに動く作業員の人たちを見ていた。
「・・・・・・・・・・・・・・・暇、かな。」
「暇だよね〜。」
「そこまでお暇でしたら少しお時間をいただいてもよろしいですか?」
不意に声を掛けられたほうを向くと、一風変わった制服を着た、先の赤い翼のMSのパイロットだった。
「あ、え〜と・・・」
「あら、先程顔を見せたばかりですのに。」
「天翔翼少佐だよ。」
咄嗟に美由が耳打ちをする。
「あ、はい!天翔少佐ですよね!」
「ふふっ、そうです。」
口に手を当て、笑っている。
「変わった服装ですね。」
「そう、ですか?」
美しくやさしい笑顔。
並のグラビアアイドル顔負けのプロポーション。
輝羅の目は釘付けになる。
「女性の身体をじっと見ているのは失礼ですよ?」
「あ、すみません。」
翼に突っ込まれ、輝羅は苦笑いになる。
「天翔少佐のバーンウイング隊の制服は、一般のエゥーゴの制服と違いますからね。」
美由が割って答える。
「私は結構気に入ってるんですけど。」
「はい、とっても似合ってますよ。」
女性同士の会話が弾む。
性別の違いのせいか、輝羅はその中に入り込めないでいた。
「ところで、天翔少佐はなぜこの場所へ?」
美由がさりげなく尋ねる。
「噂の新人パイロット、進堂輝羅君に会いに来ました。」
「え、僕ですか?」
「はい。あなたの戦績見させてもらいましたが、新人パイロットの中でフォックス隊とやりあって、生き残ってた人はほぼいません。もちろん気になりますよ。」
「・・・・・・・・・・・」
一旦考えこむ。
しかし何か思い立ったように顔を上げ、翼の方を向く。
「・・・・・・・あの、少佐。少佐はどうして戦っているんですか。」
唐突に質問をする輝羅。
しかし翼にはなんら驚いた表情は見られない。
「そう、ですね・・・・」
しばらく考え込む。
「・・・・・・・きっかけがあったから、でしょうか。連邦、もといティターンズが憎いからですね。」
その笑顔からは想像もつかないことを言い出す。
しかし輝羅は真剣な顔つきで聞いていた。
「理由は人それぞれありますけど、やっぱり許せなかったんですね。彼らの行いが。そして自分には力があった。だから自分のやりたい事、出来る事をやろうと思ったからですね。」
少し上を向き思い出す仕草をしていた翼が、輝羅の方を向く。
「これだけでは納得できませんか?」
「いえ。その・・・・・・・ありがとうございます。」
そう言いつつも、またうつむいていく。
その様子を翼は黙って見ている。
数分間、そんな空間が続いたが、翼が徐に口を開いた。
「そういえば、私はまだ機体の整備が残ってましたので、これで失礼します。」
軽く敬礼して、その場を後にした。
唯一その場に残ったのは、悩ましい顔つきで考え込む少年とそれを見守る少女だけだった。
「どうした、そんな辛気臭い顔つきをして?」
不意に後ろから声がした。
振り向くと聖が腕組みをして立っていた。
「クロスのデータが回ってきた。早速だが作業にかかるぞ。」
「あの、霧島技術長・・・」
輝羅にはさも興味がないらしく、クロスガンダムに向かう
そんな聖を、輝羅は呼び止める。
呼ばれた聖は顔だけ輝羅の方を向く。
「何だ?用件があるなら早く言ってくれ。」
「あの、川澄中尉は・・・?」
「彼女ならもう終わった。最終調整だけだからな。今は休息室だ。」
言い終わると、再びクロスガンダムの方へ歩き出した。
輝羅もそれに続く。
調整の内容のなさと輝羅の技術力によって、クロスガンダムの調整はすぐに終わった。
しかしそんな中でも輝羅の表情は浮かばれない。
「良い腕だな。もう少し鍛えれば良いメカニックマンになれるかもしれん。どうだ、今から転向しないか?」
ここぞとばかりに、輝羅を勧誘する。
「え?あ、あの・・・・!?」
「冗談だ。それではせっかく君専用にしたのに、無駄になってしまうからな。」
困惑する輝羅に対して、聖は冗談の一言で片付ける。
「それに、この機体で採取されたデータは、次期エース機開発の足掛りになる予定だ。」
「次期・・・・・・・エース機?」
「そうだ。あそこに、ガンダムタイプが並んでるだろう?」
聖が顎で指した方には、周囲と同じようMSが壁際に、メンテナンスベッドに立てられ並べられていた。
唯一他と違うのは、その機体の頭部は二つカメラアイがあり、二股のツノも付けられていた。
「あれは現在この会社オリジナルの機体で名は“G・ライクス”。」
「G・・・ライクス・・・・・・」
輝羅はGライクスと呼ばれた機体をしげしげと眺めていた。
「この機体と同じく換装の機能を搭載して、幅広いパイロットに使えるよう設計された機体だ。だがその分コストがかかってしまってネモより高額になってしまった。」
淡々と喋りだす。
「そんな高額な量産型より、高性能な機体が一機あれば十分だろう。そんな訳でこのクロスガンダムが開発されたのだ。天翔少佐が使用しているエクスプロージョンは扱うには相当な技術力が必要で、彼女以外ではまず使えん。なので通常の人間が扱え、かつエース並みの戦績が期待できるMSが必要となったのだ。だから君にもがんばってもらいたい。」
聖がはたと気付く。
「すまない。また勝手にスイッチが入ってしまったようだ。」
少しすまなさそうに輝羅に顔を向けるが、本人はうわの空だった。
聖はしばらく黙っていたが、おもむろに口を開いた。
「悩み、あるいは迷いがあるな。」
ハッとなって聖の方を見る。
作業中ずっと上から見守っていた美由も、口を挟む気は毛頭なかった。
「ここには色々な人間が集まる。私が少しいない間になにやら影響があったようだが・・・」
そういって、輝羅の方へ真剣な眼差しを向ける。
「迷いは捨てろ。戦場でそんなもの何の役にも立たない。それ所か自分自身のいらない枷になり、死を呼び込むだけだ。」
ふと外の方を見て、もう一度輝羅の方を向く。
「艦長がお見えになったぞ。さあ、行ってこい。」
輝羅はゆっくりとコクピットを出て、下へと降りていった。
「君は行かないのか?」
「え!?あ、い、行きます!!」
美由に声を掛けると、彼女は慌てて下に降りていった。
「死んでからでは・・・・・・・・手遅れなのだよ、進堂君・・・・」
聖は一人呟く。
「艦長。」
「・・・・・・進堂か。」
祐一の近くに降り立つ。
続いて、美由も降りてきた。
近くには舞いも来ていた。
「・・・・・浮かない顔だな。」
輝羅の顔を見て第一声がそれだった。
自分でもわかってるらしく、輝羅は特に何も言わなかった。
「何を悩んでるかは知らんが、現場は貴様に合わせてはくれんぞ。」
「大丈夫、です。」
いつに無くきつく言う。
「この場にいる全員に伝えておこう。今後の行動だ。」
一旦現存するクルーを見回し、祐一は話し出す。
「エゥーゴは二日後、ジャブロー降下作戦を行う予定だ。このことは各員知っているはずだ。」
各員を見回す。
疑問に思う者はいなかった。
「で、今後の我々の行動だが、この作戦に乗じて別方面から、降下する。」
三人がどよめく。
美由が手を上げる。
「艦長、それって・・・・」
「そうだ。地球に下りることになる。」
続く・・・
あとがき
まずは長期間更新してなかった事を深くお詫び申し上げます。ホントにすみませんでした。
今回戦闘なしでオリキャラ同士でカラませてみたんですが、難しいです。
というのも「進堂 輝羅」というキャラを曖昧に設定していたのが原因でした。
今回の更新にてキャラを確立、以降どのように変化していくのか検討したいと思っています。
エクスプロージョンは残り塗装か新しいパーツに取替えるか考えてます。
更新してなかった期間中、通ってくれた方には大いに感謝しています。
そんな訳ですので、では。
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